← ホーム

🎯 標準抵抗値計算ツール

目標抵抗値に最も近いE系列の推奨値(E6・E12・E24・E48・E96)を表示。最寄りの標準抵抗値、誤差率、カラーコードの帯を確認できます。

このツールとは?

抵抗器は考えられるすべての値が作られているわけではありません。メーカーが生産するのはE系列と呼ばれる推奨数値で、これは各ステップが前の値に10のn乗根を掛けた等比数列になっています。E12は1ディケード(桁)あたり12値、E24は24値、E96は96値です。この系列は国際規格IEC 60063として定められ、日本ではJIS C 60063としてJIS規格にも取り入れられています。回路設計で47.3kΩが必要になったら、入手できる標準値から最も近いものを選び、小さな誤差を受け入れるか、あるいは抵抗を2本組み合わせて精度を上げます。

1.0 10 one decade (E12 shown) target ← nearest E12 steps grow by ¹²√10 ≈ 1.21×

E系列の数字が大きいほど分解能は細かくなります。目標値と最寄りの標準値との最大誤差はステップ幅の約半分で、E12なら約10%、E24なら約5%、E96なら約1.2%です。精度と入手しやすさのバランスで系列を選びます。5%許容差のE24で趣味の工作の大半はまかないきれますが、精密設計が求めるのはE96です。実際に流れる電流を確認したいときはオームの法則計算ツールと組み合わせてください。

仕組み

この計算機は、目標抵抗値のディケードを求め(例:47.3kΩなら基準値4.73)、選択したE系列のテーブルを走査して最寄りの推奨数値を探します。最寄りの標準値、誤差率、そしてE24/E96のカラーコードの帯を返すので、部品箱からすぐに該当パーツを取り出せます。さらに一つ上の値と一つ下の値も提示します。実設計では最寄りの値が常に最善とは限らず、許容差や電力、在庫状況が判断を左右するからです。

系列1ディケードあたりの値数最悪の誤差一般的な許容差
E66約21%20%
E1212約10%10%
E2424約5%5%(1%)
E9696約1.2%1%

派生する2本組み合わせのヒント(直列・並列による近似)は、目標値がどの標準値からも遠いときに役立ちます。カラーコードの帯の出力は、抵抗カラーコード計算ツールを引く手間を省いてくれます。選んだ値で回路に実際に流れる電流を計算するならオームの法則計算ツールをどうぞ。

Ad

使い方

  1. 目標抵抗値と単位(Ω・kΩ・MΩ)を入力します。
  2. E系列(E6・E12・E24・E48・E96)を選択します。
  3. 「計算する」を押すと、最寄りの標準値と誤差が表示されます。
  4. カラーコードの帯、または2本組み合わせの提案を確認します。
  5. 最寄り値が不適切なら、一つ上の値と一つ下の値も検討してください。

よくある質問

E系列とは正確には何ですか?

等比数列に基づく推奨数値の国際規格(IEC 60063、日本ではJIS C 60063)です。E24は1ディケードあたり24値(1.0、1.1、1.2 … 8.2、9.1)を持ち、それぞれ前の値より約10%大きくなります。E系列は抵抗器・コンデンサ・インダクタに共通で使われ、メーカー間の互換性を保証しています。

目標の47.3kΩが47kΩに0.6%の誤差で一致するのはなぜですか?

47kΩはE24とE96の両方に含まれる標準値で、目標値がそのすぐ近くにあるからです。計算機は目標値と候補値の比を計算するため、標準値に近い目標値ほど誤差は小さくなります。最悪のケースは二つの標準値のちょうど中間にあるときです。

E24ではなくE96を使うべきなのはどんなときですか?

精密分圧、電流検出、計測器など、回路が厳しい精度を要求するときです。ただしE96の部品は高価で、在庫も少なめです。たいていの設計ではE24で十分な精度が得られ、価格も入手性も優れます。

最寄りの値が常に最善の選択なのでしょうか?

とは限りません。許容差、許容電力、回路内の別の値との組み合わせによっては、一つ上または一つ下の値の方が良い場合があります。計算機は常に両隣の値を表示するので、比較して判断してください。

変則的な値に正確に合わせるにはどうすればよいですか?

標準抵抗を2本組み合わせます。直列なら値は加算され、並列ならR1·R2/(R1+R2)になります。47kΩと1kΩの直列で48kΩ、並列なら1本では得られない値も実現できます。役立つ場合は計算機が簡単な組み合わせを提案します。

この系列はコンデンサやインダクタにも使えますか?

使えます。E系列の推奨数値はパッシブ部品全体で共通で、4.7、10、22、47という並びはコンデンサやインダクタにも現れます。基板全体の値選びに重宝するのはそのためです。

ヒントとアドバイス

過剰に精度を求めないこと。回路が5%で問題ないならE24を使って部品点数を抑えましょう。温度ドリフトの方が大きければ、紙の上の精密さは無意味です。許容差は製造された値のばらつき、ここで計算する誤差は目標値とのずれで、両者は加算される点に注意してください。オペアンプの利得のような比の回路では、絶対精度より2本の抵抗を揃えることの方が重要です。同じロットからペアを選びましょう。値がディケードの境目付近(例:9.8と10.2)にある場合、計算機は両方の候補を提示します。分圧回路が実際に必要とする値で選んでください。E系列の推奨値はコンデンサやインダクタにも適用されるため、この計算機は基板全体の値選びにも使えます。安全に関わる電流経路に標準値を代入する場合は、最悪の許容差で実際の電流を必ず確認してください。LEDと直列抵抗の組み合わせを決めるときはLED抵抗計算ツールもご利用ください。

関連ツール

出典と参考文献

最終確認:2026年8月。

  1. IEC — IEC 60063:抵抗器とコンデンサの推奨数系列。
  2. EIA — E 系列の推奨数値の参考資料。

制限事項

提案値は公称規格に一致しますが、実際の抵抗には独自の許容差があります(例:E24 品では 5%)。精密回路では、実測値とその温度係数を確認してください。カラーコード出力は 4 バンド(E12)または 5 バンド(E24+)の慣例を前提としています。

Ad