🌼 和風月名(わふうげつめい)一覧
十二の<strong>和風月名</strong>(わふうげつめい)を紹介します。睦月(1月)から師走(12月)まで、それぞれの意味・季節の情景・異称をご覧ください。
このツールとは?
日本が明治6年(1873年)にグレゴリオ暦に切り替えるまで、それぞれの月には美しい雅な名前がありました。和風月名(わふうげつめい)です。旧暦(太陰太陽暦)の季節の移ろいや農事、行事を反映しています。現在でも文学、詩歌、茶の湯、季節の手紙などで使われています。
十二の伝統的な月名は次のとおりです。
| 西暦の月 | 和風月名 | 読み | 意味 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 睦月 | むつき | 親睦の月(正月に家族が集う) |
| 2月 | 如月 | きさらぎ | 着更着(寒さで着物を重ねる) |
| 3月 | 弥生 | やよい | 草木がいよいよ生い茂る月 |
| 4月 | 卯月 | うづき | 卯の花(ウツギの花)が咲く月 |
| 5月 | 皐月 | さつき | 早苗月(田植えの時期) |
| 6月 | 水無月 | みなづき | 水の月(梅雨の時期) |
| 7月 | 文月 | ふみづき | 文の月(七夕に短冊に願いを書く) |
| 8月 | 葉月 | はづき | 葉の月(木々の葉が茂る) |
| 9月 | 長月 | ながつき | 長月(秋の夜が長くなる) |
| 10月 | 神無月 | かんなづき | 神無月(神々が出雲へ集う) |
| 11月 | 霜月 | しもつき | 霜の月(霜が降りる時期) |
| 12月 | 師走 | しわす | 師走(僧侶が走るほど忙しい年末) |
仕組み
和風月名は旧暦(太陰太陽暦)の月に由来しますが、明治の改暦(1873年)以降は新暦の月に直接対応するようになりました。睦月 = 1月、如月 = 2月という具合です。対応は1対1で、複雑な計算は不要です。
ただし、それぞれの名前の季節的な意味合いは元々旧暦の時期を指していたため、新暦の月より3〜4週間ほど早い時期を指していました。例えば「弥生」(新芽の成長)は旧暦の3月(新暦の3月下旬〜4月下旬頃)を指していました。改暦後は新暦の3月全体に割り当てられ、早春の芽吹きの時期を意味するようになりました。
| 月 | 代表的な行事 | 異称 |
|---|---|---|
| 睦月(1月) | 正月、初詣 | 初春、正月、早緑月 |
| 皐月(5月) | 田植え、端午の節句 | 早苗月、雨月 |
| 文月(7月) | 七夕、野外行事 | 七夕月、愛合月 |
| 神無月(10月) | 神在祭(出雲) | 神在月(出雲)、神隠月 |
使い方
- 月(1〜12)を選ぶか、日付を入力すると、その月の和風月名が表示されます。
- 読み方と意味をあわせてご覧いただけます。
- 異称(別名)や、その月の代表的な季節行事も表示されます。
- 和風月名を手紙、詩歌、季節の挨拶にお使いください。
- 六曜暦とあわせて総合的な暦の文脈を確認できます。
よくある質問
和風月名(わふうげつめい)とは何ですか?
和風月名は、1873年の改暦以前に使われていた十二の月の雅な名前です。睦月(1月)や師走(12月)など、季節の移ろいや行事を反映しています。現在でも文学、詩歌、茶の湯、改まった文章で使われています。
なぜ12月は師走(しわす)と呼ばれるのですか?
「師が走る」という意味です。普段は穏やかなはずの僧侶(師)さえ、年末の法事や用事で走り回るほど忙しいことを、ユーモアを交えて表しています。現在でも広く知られた名前です。
水無月(みなづき)は「水のない月」という意味ですか?
いいえ。ここでの「無」は「ない」ではなく「の」という連体修飾の助詞なので、「水の月」が正しい意味です。6月は日本の大部分で梅雨(つゆ)の時期なので、納得のいく名前です。日本人の間でもよく誤解される点です。
なぜ10月は神無月(かんなづき、「神のいない月」)と呼ばれるのですか?
10月には全国の神様が出雲大社に集まって会議をするとされているため、他の地域では「神がいない」月になります。出雲地方では逆に「神在月」(かみありづき、「神のいる月」)と呼ばれます。
和風月名は現在も使われていますか?
はい、ただし主に文化的な場面に限られます。改まった手紙、季節の挨拶、俳句の季語、茶の湯のテーマ、文学作品などです。日常会話やビジネスでは「1月」「2月」を使うのが普通ですが、和風月名も広く認識されています。
和風月名と旧暦の関係は?
和風月名は元々旧暦の月を指していました。旧暦の月は新暦の月より3〜4週間早い時期でした。明治の改暦(1873年)以降、和風月名は新暦の月に1対1で対応するようになりました。睦月は旧暦1月(ほぼ新暦2月)でしたが、新暦1月に割り当てられました。
ヒントとアドバイス
和風月名は今日でも、改まった手紙、季節の挨拶、文化的な場面で使われます。例えば1月の改まったビジネスレターでは「1月」の代わりに「睦月」と書くことがあります。茶の湯では、季節のテーマや和菓子が月名にちなんだものになります。俳人の皆さんはこれらの名前を季語(きご)として使います。
面白い語源として、師走(しわす、12月)は「師(僧侶)が走る」が文字通りの意味です。普段は穏やかなはずの僧侶でさえ、年末の法事や用事で走り回るほど忙しい様を表しています。水無月(みなづき、6月)はよく誤解されますが、「無」は「ない」ではなく「の」という連体修飾の助詞(「〜の」と同じ)なので、「水の月」が正しい意味です。6月は日本の大部分で梅雨(つゆ)の時期にあたります。六曜や国民の祝日についても、それぞれのツールをご覧ください。
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出典と参考文献
和風月名とその語源は、日本の古典文学と暦の伝統に基づいています。
- 國學院大學。日本古典の暦学。
- 国立国会図書館。日本の伝統的な月名と季節文化。
最終確認:2026年8月。
制限事項
ここに掲載した月名・異称は最も一般的なものです。古典文学には数十にも及ぶ異称があり、しきたりによって意味が異なる場合もあります。
本ツールで対応していない事項
- 古典における多数の異称
- 地域や詩歌の流派による違い
- 旧暦本来の時期(新暦より3〜4週間早い)
学術的・文学的目的には、古典和語辞典(古語辞典)をご参照ください。